あくまでも自分の予想ですが、7月にビットコイン(BTC)の現物ETFは承認される可能性はほぼゼロだと思っています。
承認されたらかなりの奇跡だと思います。
仮想通貨(暗号資産)市場というかビットコインがこの世に生まれてもうすぐ15年になりますが、一気にメジャーになったのはここ5年前後。
完全に無法地帯だった仮想通貨(暗号資産)市場でしたが、マネーロンダリングや投資家保護の弱さや取引所の乱立や多発したICOや様々な詐欺などなど。
市場参加者の増加や市場規模の増加に伴って各国政府や世界的に規制や法整備が強化されつつあります。
その結果として、徐々に金融商品の1つとして認められつつあり、先物などには認められていますが本格的に認められて機関投資家の資金や一般投資家もそれなりに安心して投資をするには現物のETFとして認められることが大事になります。
ここが認められて承認されると将来的に入ってくる資金の量は今までとは桁が違ってくると思います。
一部ではこの下落相場を終わらせるのは現物のETFの承認だ!現物のETFの承認は間違いないから現在の下落は大口が安く買うためだ!みたいな声もあります。
また、コンセンサス 2022で暗号資産投資会社のグレイスケールとビットワイズが承認に楽観的な見解を述べてもいました。
仮想通貨(暗号資産)市場から次々と生まれた様々な新しいサービスや技術について書いた記事になります。
STEPN(ステップン)は終わってしまうのか!? (sherolexagency.com)
ビットコイン(BTC)は次の半減期まで耐えるしかない!? (sherolexagency.com)
STEPN(ステップン)で損した人が危険に!? (sherolexagency.com)
ですが、まだ記憶に新しいと思いますが、ルナショック。
昨年の11月に69000ドルの最高値から半年以上の長期下落相場に入ったビットコインというか仮想通貨(暗号資産)市場。
今月には前回バブルの最高値である20000ドルも割っています。
ちなみに多くのメジャーアルトコインや草コインはビットコインよりも大きく下落しています。
このような価格の乱高下は良くも悪くも仮想通貨(暗号資産)市場の特徴ですが、あまりの乱高下はSECには好印象ではないと思います。
特に価格の乱高下で、Celsius Networkをはじめ、香港発の仮想通貨融資プラットフォームのBabel Financeなど一部の企業は出金制限をかけたり、出金凍結を実施し始めています。
他にも仮想通貨の貯蓄口座を提供するFinbloxが月約20万円(1,500ドル)の出金制限を設けたり、シンガポールの大手暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドのThree Arrows Capitalが、債務超過の危機に瀕しているとの疑惑などが浮上しています。
このような状況だからこそ規制を厳しくするために承認するのでは!?みたいな声もありますが、自分的にはグレイスケールとビットワイズの発言は自社の為のポジショントークだと思っていますし、上記のような状況がある中(ビットコインは直接関係はなくても業界全体からしたらイメージは悪い)で承認はまずありえないと思います。