自分は2007年4月にモンゴルに個人旅行をしました。
主な目的は、モンゴルの大草原で馬に乗る事、今後、地下資源の開発が進み、経済発展を
していくだろう?と考えていたので、現地を目で見て、証券口座を開く事、衛星まで見え
ると聞いていた素晴らしい星空を見ること、そして、遊牧民やゲルの生活を体験すること
の4つが主な目的でした。
午前9時にホテルに迎えにきてもらい、通訳さんにモンゴルの証券口座を開きたいけど、
どうすればいいのか?を聞いた所、そのような事を聞かれた事は無いとの返事とモンゴル
では株式市場について多くの国民は知らないとの事でした!
「え!マジか!!どうしよう!!!」と思いましたが、とりあえずモンゴル証券取引所に
行けばなんとかなるだろう!と思い、証券取引所に行きました。
着いてびっくり!その場所は前日に訪れた広場で見た派手なピンク色の建物でした!「さすがはモンゴル!何から何まで予想外だな!」と思いました。
とりあえず、アポも何も取らずに証券取引所に入りました。
するとガラ~ンとほとんど人はいない状況で、閑散としていましたが、逆に日本人だけでなく、モンゴル人でもこのような状況ならチャンスはある!と感じ、とりあえず、通訳さんにお願いして、証券取引所で働いている通訳さんにモンゴルでもっとも外国人が利用している証券会社を教えてもたいました。
するとBDSEC(BD証券)との答えが返ってきて、住所を聞いてもらい、すぐに向か
いました。
今、思えばアポなしで証券取引所に行くのはかなり無謀なチャレンジだった事がわかり、
無知と言うのはある意味、無敵だな!と思いました。
それでも丁寧に対応してくれたモンゴルも方に感謝しています。
現在はBD証券は立派なビルに移転していますが、当時のBD証券には驚きました。
住所の場所に運転手さんに連れてきてもらうと、どう考えても雑居ビルしかありません。
ここの2階にあるみたいだよ!と言われましたが、「本当なのか?」と思いながらも2階
に行くとBD証券がありました!
とりあえず、一安心しましたが、ここからが最大の問題だと自分は感じていました。
日本でも証券口座を開いた事のない自分がモンゴルで口座を開く!予備知識も何も無い!
しかも通訳さんはまったく株式市場の知識が無い!との普通に考えれば、最悪の状況ではあり
ましたが、とりあえず、聞くしかない!と思い、通訳さんにお願いして、「日本から証券
口座を開きにきました。何をすればいいですか?」と確認してもらいました。
するとBD証券の職員さんはびっくりした様子で何かを通訳さんに伝えていました。
「内容はパスポートの提示といくつかの書類を書いたり、サインをしたりする簡単な作業でし
たが、驚いたのは、日本人がわざわざモンゴルに来て、証券口座を開設する!しかも当時
は25歳だった若者が!!!との事で驚かれたとの事でした。」
当時のモンゴルは銀行の1年間の金利が15%くらいあると日本で報道されており、銀行口座を開設する人はたまにいたそうですが、証券口座を開設する人はいないとの事でした。
現在もモンゴルの金利は非常に高いです。
なるほど!それは最高のチャンスだな!!!と思ったのと、さすがは、自分!!!相変わら
ず無謀な事をしているな!とわくわくしたのを覚えています。
いくつかの書類を書いたり、サインをし、パスポートを提示する事、約15分。
これだけで証券口座の開設が終わってしまいました!何の知識もない自分は、もしかしたら1日かかるのでは?と考えていましたが、あまりにあっさり終わってしまい拍子抜けしましたが、観光に回す時間ができて、ラッキー!となりモンゴル観光にでかけました!もちろん、何も分からないモンゴル株式市場です。何かと資料を頂くことだけはしました。
24,25歳の若さに溢れた無謀から投資の世界に入りました。