世界でも最大規模の株式などの取引所であるアメリカのナスダック。
数年前からナスダックは仮想通貨(暗号資産)市場や業界には前向きな発言や対応をしてきているのが特徴で、ビットコインやイーサリアムやリップルなどの時価総額の大きなコインの情報を提供したりしています。
将来的にはナスダックでビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)も取り扱う可能性があると思っています。
ナスダックはダウとは違い、2000年前後から急成長した新興企業やIT企業が上場している市場にもなっています。
この業界は金融とITを融合したフィンテックとも呼ばれていて、アメリカで上場するならナスダックなのは普通だと思います。
過去に書いたナスダックの仮想通貨取引所情報やナスダックに関する様々な仮想通貨(暗号資産)情報になります。
ナスダックに関しては、世界最大手の仮想通貨マイニング企業Bitmain Technologiesが前から上場しようとしていましたが、昨年のビットコインの暴落や決算書などの書類関係で問題があったりしてなかなかできていませんでしたが、先月に密かにIPO申請書をSECに提出していたことがわかりました。
このようにBitmain社がてこずっていた間に競合(ライバル)企業であったCanaan社はSECの承認を得て、アメリカのナスダックに11月20日に上場が確定したので、初の仮想通貨マイニング企業によるアメリカ株式市場への上場が決まりました。
IPOにおける価格レンジを公開して、9〜11ドルと設定し、IPOを通じた資金調達額は当初の4億ドルより少なくなる計算で、1億ドル規模となるようです。
この2社だけでなく、中国のブロックチェーン企業はアメリカ市場へのIPO申請が相次いでいて、中国最大手保険企業「平安保険」のブロックチェーンフィンテック子会社OneConnect(ワン・コネックト)も現在、アメリカでの新規株式公開(IPO)を申請しているようです。
Canaan社の上場決定を機に中国企業の申請ラッシュがあるかもしれません。
中国とは関係はありませんが、スイスではスイスに拠点を構えるSEBAが、仮想通貨銀行サービスを正式に開始したようで、事業モデルとしては、法定通貨を預ける銀行と仮想通貨取引所を混ぜたイメージのようです。
ただ、設立が2018年4月のようで、今年の8月に銀行業の資格を取得した企業のようです。
市場がマイニングや仮想通貨(暗号資産)が少しづつ浸透していくと嬉しいと思います。
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